レッスンの流れ

ある日の「年長クラス」を例にご紹介します。
認知・身体・手・言語・暗算の活動をバランスよく行い、
そのすべてで前頭前野を鍛えます。
レッスンは60分で行い、レッスン後5分ほど、
講師から保護者さまへ「講評」を行います。

1.ご挨拶

いい姿勢でご挨拶。スイッチを切り替えます。

ご挨拶の後は、今日の日付と天気を、全員で発語します。

日付の読み方や、今日の天気や季節のことなど、講師からお子さんに話しかけ、発言を促します。

2.発表

前に出て、一つのテーマについて、自分の考えや意見をお話します。
話すときの姿勢や声の大きさも気を付けます。
お友だちが話しているときには、しっかりと聞くよう習慣づけます。

育脳ポイント

アタマGYMでは「好きな色は何ですか?」と聞いて、お子さんが食べ物を答えたとしてもそれを間違いとは言いません。
「じゃあ、その食べ物はどんな色かな?」と質問を重ねていきます。間違いを恐れずに、お子様が人前でも自分らしく振る舞えるように促すことで、プレゼンテーション能力を養います。

3.言語・口の体操

ことわざ・論語・百人一首など、講師の真似をし復唱することで、正しい日本語の使い方、口の開け方を覚えます。

育脳ポイント

暗唱を通じてワーキングメモリが強化されます。
はっきりと発音できるよう、講師の口元に注目させます。

4.暗算

暗算の表を見ながら、講師に続けて復唱をします。
お経のように唱えることで、暗算力が鍛えられます。

育脳ポイント

“0”の概念や、記号(+・-・×)を伝えます。
数唱を通じてワーキングメモリが強化され、繰り返し行うことによって長期記憶となり、記憶が定着していきます。

5.手の体操

手遊び歌やじゃんけんなどを使い、手指を動かします。
楽しみながら手指の準備体操をし、この後の運筆につなげます。

6.運筆

プリントを使い、課題に沿って運筆をします。
段々と課題がレベルアップすることで、難しい手の動かし方ができるようになります。

育脳ポイント

鉛筆を持つ手は三点持ち、もう片方の手は紙を押さえ、正しい姿勢を意識して取り組みます。
鉛筆の持ち方や筆圧、筆の運びに注目し、正しく使えるよう促していきます。

7.手の発達、認知

この日は薄い色紙をじゃばら状に折りたたみ、扇子をつくりました。
講師の話をよく聞いて理解し、自分の力で課題をこなし問題解決に挑みます。
他にも数・量・重さの概念、立体図形、工作、ペインティングなど、いろいろなカリキュラムを行います。

育脳ポイント

自分で手を動かしたり、考えたりすることで、自ら課題に気づいたり創意工夫したりするよう促します。

8.身体

集団の中での規律を守りながらお話を聞いて体を動かしていきます。
この日は縄跳びでした。
手をどう回すと縄がうまく回ってくるか考えながら体得し、手の動きに合わせてタイミングよくジャンプ!
身体を上手に動かすために、脳もたくさん使います。

9.ご挨拶

最後にご挨拶をして、レッスンは終了です。

机で考える時間も体を動かす時間も、脳はフル回転。
今日もあっという間の60分でした!

保護者様「講評」

保護者さまにはレッスンの最後にお越しいただき、5〜10分ほどの時間で、その日取り組んだことについての講評があります。
ご自宅での働きかけに活用していただけるよう、取り組みと意図をあわせてお伝えしています。