2025.12.1

【0歳児向け】家庭でできる簡単で効果的な教育法

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株式会社城南進学研究社

「城南コベッツ」などの個別指導教育事業、「Kubotaのうけん／アタマGYM」「りんご塾」　　　「Zoo-phonics Academy」などの乳幼児・児童教育事業を軸に、「城南進研グループ」を形成。

脳の発達は0~3歳頃までに急速に進み、5歳までに85％が完成します。そのため、赤ちゃんの頃から教育を始めて脳に刺激を与えると、脳の発達をサポートできます。

しかし、「0歳児への教育ってどういうもの？」「家庭でできるの？」と疑問に思う方は多いでしょう。

そこで本記事では、0歳児に適した、家庭でできる簡単で効果的な方法を詳しく紹介します。0歳児を育児中の方や0歳児向けの教育に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

脳が発達するためには、脳の神経回路がつながることが重要です。脳の神経回路は誕生時にはつながっておらず、刺激を与えることでつながります。

そのため、教育によりさまざまなよい刺激を脳に与えると脳の発達を促し、将来の可能性を広げることができると考えられています。

0歳児に対する教育とは、絵本の読み聞かせや話しかけ、歌、音楽、手遊び、おもちゃなどのことを指します。

教育は、毎日続けることが重要です。過去のコラムでも、脳の発達に効果のある方法を解説してきましたが、0歳児に対する教育は難しいものではありません。
どれも楽しく日常を過ごすのに役立つものばかりのため、誰でも家庭で負担にならずに続けることができます。

次の章より、家庭でも簡単にできる0歳児向けの教育方法を解説します。

寝る前やお風呂上がりなどに絵本の読み聞かせを習慣化すると、親子のコミュニケーションが深まったり、言語能力の取得に役立ったりします。また、登場人物の気持ちを考えることでも創造力が高まるため、大変効果的な方法です。

創造力とは、新しいものを自分で作り出す力です。AIの急速な発達により利便性や社会的な常識が変わり、現代の社会を生き抜くためには、以前より創造力が必要と考えられています。

0歳児はまだ視力が安定していないため、柔らかい色調のものより赤、黄色、緑、白、黒などはっきりとした色が多く使われているものを選ぶとよいでしょう。さまざまな形が印刷されている絵本や触って楽しむことができる絵本、布製の絵本もおすすめです。

読む時には、赤ちゃんが聞き取りやすいよう、ゆっくりとした口調ではっきり発音するとよいでしょう。

創造力や創造力の育て方については、こちらのコラムで詳しく解説しています。

0歳児は視力は安定していませんが、聴力は発達しています。ママの声はお腹の中にいる時から聞こえていて、判別もできていると考えられています。

ママの歌声やメリージム、オルゴールなどで音楽を聴くと、リラックスして情緒が安定したり、リズム感が発達したりする効果が期待できます。

ただし、音には敏感なため、大きな音ではなく、心地よく聞こえる程度の音を、歌や楽器、音がでるおもちゃなどを使って聴かせるとよいでしょう。

子どもの『教育』は遊びを通じて行われます。ごっこ遊びやボール遊び、工作、ゲーム、スポーツなどさまざまな遊びがありますが、これらの遊びを通して、コミュニケーション能力や社会性、創造力が育まれます。

0歳児は特に発達が著しいため、月齢や発達段階に応じた遊びを行うことも重要です。安心して遊ぶことができるよう事故防止対策を行い、安全かつ十分に身体を動かすことができる環境を整えましょう。

環境の整え方はこちらのコラムで詳しく紹介しています。ぜひ、参考にしてください。

手先には脳に通じる神経が多くあるため、手先を使った遊びは脳の発達をサポートします。
手先をより繊細に動かすためには集中して作業する必要があるため、集中力も高めます。

細かな作業が苦手となりイライラしやすくなったり、ペンがうまく持てずに学習意欲が低下したりするなどのマイナスの可能性も低くなるでしょう。

また、ボタンをかける、ペンや箸を使う、などの日常生活で一生必要な動作がうまくできるようになるため、手先の器用さを培うことは大切です。

手先を使った遊びには、以下のものが挙げられます。前章でも述べていますが、発達段階に合った遊びを選ぶことが重要です。

積み木	シンプルなものを選び、発達に応じて追加するとよい
パズル	はじめはつまみやすいよう突起がついているものがおすすめ
お絵かき	紙とクレヨンでよいが、何回でも書けるお絵かきボードも使いやすい
シール	繰り返し貼ったり剥がしたりできるものがよい
紐通し	ビーズ通しでもよいが、誤飲に注意する
楽器	電子キーボード
手遊び	いないいないばあ　むすんでひらいて

手遊びは、インターネットで検索すると動画で多く紹介されているため、参考にするとよいでしょう。

遊びについては、こちらのコラムで発達段階ごとに詳しく解説しています。

５．まとめ

「教育」と考えると難しいもの、大変なもの、と身構えてしまいがちですが、0歳児にとっては楽しい時間が最強の教育です。

子どもの教育は親の関わりが最大の教育資源ですが、親が負担と感じてしまうと継続して行うことが困難になってしまいます。

難しいことは必要ありません。日常に取り入れて積み重ねていくことが大切なため、本記事を参考にして、親も楽しみながら発達を促しましょう。