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コラム 幼児教育

幼児教育における遊びとは?定義や役割と取り入れ方を解説

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幼児教育における「遊び」は、一般的に使われる遊びとは考え方が異なります。幼児教育では遊ぶことが大変重要で、子どもは遊びにより社会性や人格形成、学習能力、身体能力を高めていきます。

はじめて子育てを経験するパパ・ママの中には、「幼児教育における遊びとはどういうもの?」「取り入れ方がよくわからない」と不安に思う方もいるでしょう。

そこで本文では、幼児教育による遊びとはどのようなものか、役割や取り入れ方を詳しく解説します。

子育て中のパパ・ママや幼児教育にとっての遊びについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

1.はじめに:なぜ「遊び」が幼児教育で重視されているのか

現代では、幼児教育の考え方が「知識重視」から「育ち重視」へ変化しています。そのため、数値では表すことができない社会性や忍耐力、感情をコントロールする力などの「非認知能力」の重要性が取り上げられ「目に見える学力(点数)ではなく、人間としての根っこを育てること」が重視されてきています。

・これらの能力を育てるものが「遊び」です。子どもは、生きていくために必要なさまざまな能力を「遊び」を通して育んでいきます。

文部科学省でも、これからの教育は「短時間でどれくらい多くの正解を出せるか」よりも「答えのない課題でも粘り強く考えて行動する力、他者と対話しつつ答えを見いだすことができる力が重要」だと示唆しています。※

文部科学省HP・幼児期に本当に大切な学びって何ですか?より

 

2.幼児教育における「遊び」とは何か

幼児教育でいう「遊び」は、一般的に使われている「心を満足させるために行う楽しいもの」ではなく、「認知力や想像力、社会性、体力、運動能力、などの生きていくために必要な能力を育むために重要なもの」だと考えられています。

これらの能力は子どもの成長と発達に重要かつ必要な要素で、身につけることができると、学校生活や社会生活を豊かなものにできる可能性が広がります。

遊びには、「自由な遊び」と「大人が意図を持って用意する遊び」があり、子どもの可能性や興味を広げるためには、大人が意図を持って用意するさまざまな遊びを体験させることが大切です。

遊びについては、こちらのコラムで効果的な遊び方や家庭でのサポートなどを、詳しく紹介しています。詳しくは、以下のコラムでも解説しています。

リンク:https://kubotanouken.com/education_column/column021/

 

3.遊びが学びにつながる理由

「遊びが幼児教育に必要だということはわかったけれど、どのように学びにつながるのか知りたい」と思う方も多いでしょう。

遊びには、散歩や公園などの遊具を使った遊び、友達とのルールがある遊び、絵本、知育玩具を使った遊び、などさまざまな種類があります。

遊ぶためには五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を使う必要があり、五感を働かせると、認知能力(情報処理能力・問題解決能力)や非認知能力、創造力、自己肯定感、社会性などを培うことができます。

また、ルールがある遊びを友達と行うことで、数や言葉、ルール、コミュニケーション能力が身につくでしょう。

遊びによる学びを効果的に得るためには、幅広い遊びを体験することが重要です。知識が単発で終わらず関連づいて理解されるため、学びが蓄積され、さらなる成長や発達につながっていきます。

 

4.遊びが社会性を育てる仕組み

ルールを理解し、「他者と協力すること」「他者を理解すること」などの社会性は、家庭、学校、社会生活において欠かせないスキルです。快適に生きていくために大変重要な要素のため、幼児期に基礎を培っておく必要があります。

ごっこ遊びや鬼ごっこ、ボール遊びなどの遊びは、ルールを理解したり他者と協力したりする能力、問題解決能力、感情をコントロールする能力を学ぶことができます。

また、異年齢の子どもや地域が異なる子どもと遊ぶと、コミュニケーション能力や価値観の学習に役立ちます。

 

5.遊びが心の成長に与える影響

遊びは、心の成長に以下の影響を与えます。

  • 自己肯定感・達成感・挑戦する気持ちを得る
  • 感情を表現し、調整する力や言葉の発達を促す
  • 運動遊びにより心身の安定を促す

 

5-1.自己肯定感・達成感・挑戦する気持ちを得る

遊具やアスレチック、パズル、工作、絵画、などで「できた!」という達成感や満足感を得ると、「自分はできるんだ」という気持ちが芽生え、自己肯定感を得て自信を高めます。

さらに「もっとやってみよう」という挑戦する気持ちも生まれます。

 

5-2.感情を表現し調整する力や言葉の発達を促す

ごっこ遊びは、役割になりきって喜びや悲しみなどの感情を表現する力を育みます。

ルールのある遊びや集団でする遊びの場では、競争したり協力したりする過程で、我慢や冷静になって対応する力(調整力)や相手の感情に寄り添う力(共感力)の習得が可能です。

また、ごっこ遊びや集団での遊びでは、相手とのコミュニケーションを取る必要があるため、語彙力や表現する力を育むことができます。

絵本の読み聞かせは、言語習得や創造力、集中力、共感力、感情表現力など、さまざまな効果が期待できます。

 

5-3.運動遊びにより心身の安定を促す

散歩、公園などでの遊具、アスレチック、サッカーなどのボール遊びは、身体能力や体力の向上に効果的です。

すべり台やジャングルジム、アスレチックでは、「登る」「立つ」「滑る」「座る」などの動きが要求され、ボール遊びでは「走る」「止まる」の動き、鬼ごっこでは「走る、歩く、避ける、くぐる」などの動きが要求されます。

1つの遊びにこだわらないことが大切で、幅広く遊ぶことで総合的な運動能力の向上が期待できます。また、身体を動かすことでストレスが発散されるため、心の安定も期待できるでしょう。

 

6.家庭・教育現場で遊びをどう取り入れるか

遊びにはさまざまな種類があり、どの遊びをどう取り入れるかも重要な要素です。

大人の関わり方が遊びの質を左右するため、自分の子どもにどうあってほしいか、子どもの個性に合ったものであるか、をよく考えて遊びを取り入れましょう。

この章では、以下の2つの取り入れ方 について解説します。

  • 家庭での遊びの取り入れ方
  • 幼児教室や保育現場での遊びの取り入れ方

 

6-1.家庭での遊びの取り入れ方

遊びによりさまざまな能力を高めるためには、毎日続けることが大切です。家庭で遊びを取り入れる際には、特別な教材に頼らない視点を持つと良いでしょう。

「遊ばなくてはならない」「教育的に効果が期待できる玩具を購入しなくてはならない」と考えてしまうと、継続が負担になる可能性があります。

毎日の散歩や公園遊びを習慣づける、紙や不要になった段ボールやラップの芯などを使って工作する、図書館から絵本を借りて読み聞かせをする、など、負担にならない遊びを選ぶと良いでしょう。

子供の「やってみたい」という気持ちを尊重し、一緒に発見し、試行錯誤のお手伝いをしていくことが、家庭における「幼児教育的な遊び」のサポートです。

 

6-2.幼児教室や保育現場での遊びの取り入れ方

幼児教室や保育現場では、ある程度の人数が集まっていることや設備が整っていることで、家庭では実行しにくい遊びを提供することができ、幅広い刺激を子どもに与えます。

そのため、保護者では与えることが困難・苦手な分野の遊びや、集団による遊び、専門的な遊びを取り入れることができます。

幼稚園や保育園を選ぶ際には、どのような教育を取り入れているかを確認することが重要です。

また、近年ではさまざまな種類の幼児教室が開設されています。通うことが負担にならない距離にある教室や、オンラインでも学ぶことができる教室で、料金の支払いが負担にならないところを選ぶと、ストレスなく通い続けることができるでしょう。

例えば、児童教育の複合型スクール・キッズブレインパークでは、0歳から12歳程度までの幼児教室を提供しています。

絵画、造形、科学、育能、算数など多様な分野の教室があるため、子どもに合った教育を与えることが可能です。興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

 

7.まとめ

「遊び」は、幼児教育の中心にある存在です。幼児期にさまざまな遊びを体験することで、学び、社会性、心と身体の成長のすべての基礎を築くことができます。

遊びを通して子どもの発達を促すためには、継続することが重要です。家庭でできる遊びは、日常生活でストレスなく取り入れることができるものを選び、幼児教室や幼稚園、保育園などでは、家庭では取り入れにくい遊びを提供すると、幅広い効果が期待できるでしょう。

幼児期に遊びにより得た能力は、子どもが長い人生を歩んでいく上で重要な役割を果たします。単なる娯楽と考えず、必要、重要なものと捉えて、質の良い遊びを提供することが大切です。

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